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コンタクトレンズ利用者の老眼の対策法一覧
コンタクトレンズ利用者の老眼対策には、以下のような方法があります。- 二つ以上のコンタクトレンズの使い分け
- 遠用コンタクトレンズ＋老眼鏡
- 近用コンタクトレンズ＋遠用眼鏡
- 中間距離補正
- モノビジョン
- 遠近両用コンタクトレンズ
- モディファイド・モノビジョン
二つ以上のコンタクトレンズの使い分け
メジャーな対策法の一つです。やや度数の弱いコンタクトレンズと、それよりも少し度数の強いコンタクトレンズを用意し、それを用途によって使い分けます。たとえば、卓上での作業には度数の弱いコンタクトレンズを使い、外出をする際には遠くが見易いコンタクトレンズを使う、などといったような形ですね。
遠用コンタクトレンズ＋老眼鏡
メジャーな対策法の一つです。老眼が始まっている人の場合、遠用のコンタクトレンズをつけると近くが見づらくなるので、それを老眼鏡で補ってあげるというものです。⇒遠用コンタクトレンズ＋老眼鏡
近用コンタクトレンズ＋遠用眼鏡
「遠用コンタクトレンズ＋老眼鏡」と似ていますが、こちらはいささかマイナーです。コンタクトレンズを近くが見やすい状態（度数を弱め）に合わせ、遠くを見る際に足りない度数を、レンズの上から眼鏡をかけることで補います。
詳細はこちら
⇒近用コンタクトレンズ＋老眼鏡
中間距離補正
中間距離補正とは、コンタクトレンズの度数を弱めにすることで、近くのものを見やすくする矯正法のことです。老視が始まっていると、遠くを見やすくすれば近くが見づらく、近くを見やすくすれば遠くが見づらくなります。
この対策法では、遠くと近くそれぞれの見え方の妥協点を探すことになります。
⇒中間距離補正
モノビジョン
モノビジョンとは、単焦点コンタクトレンズ（遠近でない普通のコンタクトレンズ）の処方において、効き目で遠くを見やすいように、効き目でない方の目を近くが見やすいように、あえて左右の視力をずらす対策法です。この対策法も、中間距離補正と同様、コンタクトレンズだけで生活を送れるというメリットがありますが、左右のバランスをあえてずらす、両眼視した際、多少見え方に違和感が生じる場合があります。
⇒モノビジョン
遠近両用コンタクトレンズ
いわゆる「遠くも近くも見える」コンタクトレンズです。一枚のレンズに遠くを見る度数と近くの度数が両方入っているので、老眼鏡などの補助なしで遠くと近くを見ることができるようになります。通常のコンタクトレンズが「単焦点」と呼ばれるのに対し、遠近両用はその構造から「多焦点」または「累進多少点」などと呼ばれます。
遠近両用コンタクトレンズは、ハードかソフトかで使用が大きく異なっています。また、ハード同士・ソフト同士であっても、製品によって仕組みが多少異なります。
特殊な設計のコンタクトレンズを使うことになるので、使用する際には慣れが必要になります。
⇒遠近両用コンタクトレンズ
モディファイド・モノビジョン
「モノビジョン」を遠近両用のコンタクトレンズで行なうことで、見える範囲をさらに広げることを可能にしたものです。モディファイドモノビジョンが可能な人は、モノビジョンで違和感を感じず、なおかつ遠近両用コンタクトレンズを問題なく使える必要があるため、必然的に少数になります。